雄大な自然が魅力の根室。多くの動植物の宝庫になっています。特に、市民アンケートで選出された「根室十景」は、四季を通じて素晴らしい景観を見せてくれます。そんな見どころいっぱいの根室の観光地をご紹介します。
花咲灯台下の断崖にある奇岩で、根室車石の名で知られています。玄武岩の放射状節理で名前の通り車輪を思わせる形状は、世界的にも珍しいもので、その形の見事さと直径6mにもおよぶ大きさであることから、国の天然記念物に指定されています。打ち寄せる波もダイナミックです。
日本有数の漁獲高を誇る北海道花咲港を一望することができる花咲岬は、岬からの眺望はすばらしく、根室10景の一つに数えられています。 多くの観光客が景色を見に訪れます。 西方向には、花咲ガニの産地として有名な花咲港が望めます
道道35号線を根室から納沙布岬方向に10kmほど走ったところにある北方原生花園。広さ75ヘクタールの広大な原生花園にはヒオウギアヤメやクロユリ、ミツガワシワ、エゾカンゾウ、トウゲブキ、チシマフウロ、ワタスゲ、ハクサンチドリなどが6月から7月にかけて咲き乱れます。
根室湾と風蓮湖を区切る長さ8㎞、幅1.3㎞の広大な砂州です。ハマナスの大群落が広がり、6月下旬から8月にかけてハマナスの深紅の花々が一面を彩り、その景色は圧巻です。日本の半数以上の野鳥が生息し、200種類以上の野生の花々が観察できます。
明治8年に国が創設し、北海道では二番目の歴史を誇る牧場の跡地を利用したサイロが象徴的なこの明治公園。このサイロは、昭和7年と昭和11年に建てられ現在では国指定の登録有形文化財となっており、現存するレンガ造りのサイロとしては国内でも有数の古さ。5月ころになると周辺の広大な芝生にタンポポが咲き、異国情緒あふれる景色となります。
1806年(文化3年)根室国根室郡で高田屋嘉兵衛によって創建され、1881年(明治14年)現在地に遷座しました。同年に郷社、1919年(大正8年)に県社に列格し、2005年(平成18年)には「金刀比羅神社御創祀200年」を迎え、御神輿が御色直しを行い、さらに社務所を新築し「神輿殿・お祭り資料館」を併設しました。毎年8月9日~11日には北海道三大祭りの一つ「金刀比羅神社例大祭」が開催されます。
清隆寺にあり、5月下旬に白い可憐な花を咲かせます。この桜は明治の初めに国後島から採植したもので、日本で一番遅い花見ができるところとして有名です。
北海道・特に釧路と根室の道東を中心に生息しています。生息域は日本では北海道,海外ではアムール川中流域と中国東北部の湿地帯で繁殖し冬期には越冬地に渡る渡り鳥です。。日本では,冬に根室や釧路に移動し越冬します。現在,約1,000羽が生息しています。